データ分析を専門に行うSensor Towerによると,2022年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約2兆1422億円に達している(関連記事)。そんな世界有数のスマホゲーム大国となった日本で,いま最も売れているタイトルをはじめとした,さまざまなデータを毎週お届けするのが,本連載「スマホゲームのセルラン分析」である。


スマホゲームの国内収益ランキング
(2024年8月22日〜8月28日)


順位 前週 タイトル DL数の成長率
(前週比)
収益の成長率
(前週比)
1 14 ウマ娘 プリティーダービー 64% 284%
2 1 モンスターストライク -18% -21%
3 7 ONE PIECE バウンティラッシュ 43% 103%
4 2 Fate/Grand Order -22% -32%
5 3 ラストウォー:サバイバル -36% -8%
6 12 崩壊:スターレイル -5% 54%
7 8 ロイヤルマッチ -13% -1%
8 24 勝利の女神:NIKKE 102% 92%
9 6 パズル&ドラゴンズ -5% -27%
10 15 ホワイトアウト・サバイバル -14% 5%
11 23 原神 47% 35%
12 13 パズル&サバイバル -3% -15%
13 4 キノコ伝説:勇者と魔法のランプ 157% -48%
14 11 荒野行動 -17% -30%
15 19 プロ野球スピリッツA -8% -5%
16 18 Pokémon GO -12% -8%
17 17 プロジェクトセカイ -12% -21%
18 16 学園アイドルマスター 0% -26%
19 38 雀魂 -14% 65%
20 9 eFootball 2024 -16% -47%
21 30 トゥーンブラスト -18% 17%
22 10 ディズニー ツイステッドワンダーランド -7% -51%
23 46 プリンセスコネクト!Re:Dive 19% 67%
24 21 キングダム 頂天 -68% -33%
25 5 ゼンレスゾーンゼロ -41% -69%
26 20 あんさんぶるスターズ!!Music -8% -40%
27 26 LINE ポコポコ 9% -5%
28 101 ドラゴンボールZ ドッカンバトル 34% 292%
29 27 ONE PIECE トレジャークルーズ -3% -6%
30 45 LINE:ディズニー ツムツム -18% 38%
31 25 AFK:ジャーニー -58% -10%
32 34 ガーデンスケイプ 16% 1%
33 35 Age of Origins -18% 8%
34 33 メメントモリ -40% -10%
35 22 ドラゴンクエストタクト -20% -44%
36 29 モンスターハンターNow 48% -20%
37 57 ヘブンバーンズレッド 11% 50%
38 37 ホームスケイプ 14% 0%
39 44 放置少女 -12% 12%
40 41 ブルーアーカイブ -7% 5%
41 - レーシングマスター - -
42 51 フィッシュダム -14% 19%
43 50 Identity V -15% 17%
44 40 アイドリッシュセブン -12% -6%
45 43 ブロスタ 6% -5%
46 107 実況パワフルプロ野球 -11% 177%
47 32 ドラゴンクエストウォーク -12% -34%
48 47 Pokémon Sleep 13% -10%
49 96 ポケモンマスターズ EX 35% 128%
50 58 タウンシップ -12% 0%

※データはSensor Towerから引用。データのない箇所は「-」と記載
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない


1〜25位のグラフ。縦軸(収益)の実値は本連載では非公開

 今週の国内収益ランキング1位は「ウマ娘 プリティーダービー」(iOS / Android)だ。3.5周年記念ガチャ(関連記事)を8月24日に開始し,新たな育成ウマ娘「ジェンティルドンナ」を実装した。前週比で収益を284%伸ばしている。


 「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」(iOS / Android)では「地球まるごと!熱烈激戦キャンペーン」が8月28日にスタート。DOKKANフェスに「超サイヤ人孫悟空&超サイヤ人孫悟飯(少年期)&超サイヤ人トランクス(青年期)」,伝説降臨祭に「ブロリー」が登場し,前週比292%の増収を達成した。


 新作タイトルは,NetEase Gamesが8月22日に日本でリリースした「レーシングマスター」(iOS / Android)が41位にランクイン。「DiRT」シリーズなどで知られる,レーシングシムの老舗Codemastersとの共同開発によるレースゲームであり,ランボルギーニ アヴェンタドールSVJをはじめ,正式ライセンスを受けた100種類以上の車が登場する。


関連記事

全世界で5000万人以上のプレイヤー数を誇る新作アプリ「レーシングマスター」,正式サービスを本日開始。Perfumeとのコラボは8月29日に開幕

 NetEase Gamesは本日(2024年8月22日),スマホアプリ「レーシングマスター」の配信を開始した。本作は,「DiRT」「F1」シリーズなどを手がけたCodemastersとNetEase Gamesが共同開発したレースゲーム。実在メーカーから正式ライセンスを受けた120台を超える車両が収録されており,世界中の都市やサーキットを舞台にレースを楽しめる。

[2024/08/22 13:13]
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4月〜6月に1周年を迎えた主なタイトル


 今回は,2024年Q2(4月〜6月)に日本でのリリースから1周年を迎えた主なタイトルについて,国内収益ランキングの順位を,サービス開始後の1か月間と,1周年記念イベント開始後の1か月間で比較してみた。

順位
(2023)
順位
(2024)
タイトル名
1 2 崩壊:スターレイル(2023年4月26日リリース)
13 ドラゴンクエスト チャンピオンズ(2023年6月13日リリース)
15 337 ダークテイルズ〜鏡と狂い姫〜(2023年4月11日リリース)
28 108 オーディン:ヴァルハラ・ライジング(2023年6月15日リリース)
32 1040 アルケランド(2023年6月13日リリース)
36 504 ブラッククローバーモバイル 魔法帝への道(2023年5月25日リリース)
40 373 ハリー・ポッター:魔法の覚醒(2023年6月27日リリース)
48 217 アース:リバイバル(2023年4月20日リリース)
68 ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル2(2023年4月15日リリース)
91 363 エーテルゲイザー(2023年5月23日リリース)
93 186 ブラウンダスト2(2023年6月22日リリース)
100 975 ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン!!(2023年6月15日リリース)
141 117 PROJECT XENO(2023年5月10日リリース)

 「崩壊:スターレイル」(iOS / Android)は,サービス開始後の1か月間の順位が1位,1周年記念イベント開始後の1か月間の順位が2位であり,2023年Q2にリリースされたタイトルの中で圧倒的なパフォーマンスを示している。リリース日は4月26日だが,1周年イベントを3月27日から始めており,ほかのタイトルと比べてイベントの開始がかなり早かった。

関連記事

「崩壊:スターレイル」,限定星5キャラクター・黄泉が登場するイベント跳躍を開始。羅刹の復刻や各種1周年特別イベントも開催中

 HoYoverseは本日(2024年3月27日),スペースファンタジーRPG「崩壊:スターレイル」で,新たなイベント跳躍「往昔との別れ」を開始した。「往昔との別れ」では,新たな限定星5キャラクターとして黄泉(CV:沢城みゆき)が登場する。限定星5キャラクター・羅刹(CV:石田 彰)も復刻される。

[2024/03/27 14:25]
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  • RPG
  • HoYoverse
  • ファンタジー
  • プレイ人数:1人
  • 基本プレイ無料
  • PC:崩壊:スターレイル
  • PC
  • PS5:崩壊:スターレイル
  • PS5
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 一方,「ドラゴンクエスト チャンピオンズ」(iOS / Android)は7月30日にサービスを終了し,「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル2」(iOS / Android)は3月31日にサービスを終了している。人気シリーズの最新作であっても,今のスマホゲーム市場で成功するのは簡単ではないことがうかがえる。


 ほとんどのタイトルが1年経って順位を落とすなか,ブロックチェーンカードゲーム「PROJECT XENO」(iOS / Android)は順位を上げている。5月11日に秋葉原で開催されたオフラインイベント「1周年ゼノフェス」(外部リンク)では,賞金総額1000万円規模の大会が実施され,アンバサダーのヒカルさんも来場した。


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