国立科学博物館は2024年9月4日,重要科学技術史資料として新たに「PlayStation 2」(SCPH-10000)を含む18件の登録を決定したと発表した。正式な登録日は,登録証書授与式が行われる9月10日となる。


 重要科学技術史資料は,「科学技術の発達上重要な成果を示し,次世代に継承していく上で重要な意義を持つもの」や「国民生活,経済,社会,文化の在り方に顕著な影響を与えたもの」に該当するものが登録される。
 未来技術遺産という愛称でも呼ばれ,2008年から登録を実施している。登録件数は,今回を含めると全381件だ。

 PlayStation 2は,ソニーが2000年に発売したゲーム機であり,今回「世界初のDVD再生機能搭載家庭用ゲーム機」ということで登録された。
 ほかには「MIDIの可能性を実証したシンセサイザー」として,ローランドが1983年に発売した「JUPITER-6」と「JX-3P」,「アナログクオーツ腕時計の小型・省電力化に貢献」したとしてセイコーが1978に発売した「セイコー クオーツ シャリオ(Cal.5931)」などが登録された。

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