著者近影
 「龍が如く8」を終えた今,私の夜な夜なゲイム(毎晩,寝る前にちょっとずつ進めるゲイム)の座には「ユニコーンオーバーロード」(PS5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch / PS4)が着いております。プロレスっぽい表現をするならば,今のところの王者です。
 いやー,やっぱ面白いわ。何がいいって,先週も述べたけどテンポがいい。1クエストにかかる時間が短いので,次々とやっちゃうんですよ。
 それにプラスして,サブクエストが豊富なのもいいね。結局,やることは敵を倒すだけではあるんだけど,サブクエストをこなすと多くの場合,仲間が増えるんでモチベーションにもつながりやすい。

 そういえば,納谷師匠(プロレス界における私のアニメ師匠。その期のどのアニメを見ておくべきか教えてくれる)は結局,2周目をクリアしたんだそうな。私は今,たぶん中盤な気がするんだけど,さすがに1周終わったら,次のゲイムに行くんじゃないかな。
 いや,2周目に行きたい気持ちはわかるんだけどね。それくらい面白い。でもホラ,私には待ってるゲイムがいっぱいあるからさ。


 というわけで,今週は待ってるゲイムのその1「百英雄伝」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch / PS4 / Xbox One)について。
 アーリーアクセスでもうプレイしちゃいましたよ。この原稿を書いてる段階で2時間弱。忌憚のない意見を述べさせていただきます。納谷師匠も「『百英雄伝』は様子見ナヤ! ほかにやりたい作品いっぱいあるナヤ!」って言ってましたので,そういった方々に向けて。


 現時点の印象では,最近のゲイムにしてはしっかりと序盤で時間を使わせるタイプのRPGだな,と思いました。ホラ,最近のゲイムって,間を取ることを避ける傾向にあるじゃないですか。プレイしてから,なるべく早めに自由に動けるようにする感じで。
 本作は若干どっしり構えています。テンポという意味では,良いとは感じられないかもしれません。戦闘に早送り機能があれば,そこらへんの印象は変わったんじゃないかなーとは思いますが。
 ただ,「おまかせ」というオートバトル機能があるんで,序盤には重宝しました。

 ついでに戦闘の印象にも述べておくと,多少のギミックはありますが普通だと思います。面白い寄りの普通。だからこそ,早送り機能は欲しかったところです。
 ここまで読んだ人は「スルーか?」と思ってしまうかもしれません。でもですね,私は2時間の時点でヤッて良かったと思っています。というのも,「幻想水滸伝」のワクワク感に近いものが,このゲイムからも伝わってくるからです。


 「ユニコーンオーバーロード」もそうなんですが,仲間が増えるのってワクワクするんですよ。その仲間をゲイム内で使う,使わないにかかわらず。漫画とかアニメって,登場人物が多くなると覚えるのが億劫になって,なんだかしんどくなる現象ってあるじゃないですか。私だけかもしれないけど。
 でも,ゲイムに関しては,なぜかそんなことないんですよね。「三國志」とかのシミュレーションゲイムでも,使わないと分かっていながら武将を集めたくなる。それって,コレクション欲もゲイムの楽しさのうちっていう部分があるからだと,私は考えていて。

 「ポケモン」もそうですよね。絶対使わないけど集めたくなっちゃう。近年(でもなく,けっこう昔からだけど)のゲイムでは条件を満たしたら,プレイヤーにトロフィーが与えられて,それをコンプリートするトロコンっていう要素もあるくらいだし。
 そんな「仲間を増やす楽しみ」が,本作は非常に効果的に散りばめられてるんですね。開始から2時間弱で,その要素は開放されます。
 もちろん,最初からすべてのキャラクターを仲間にできるわけではないでしょうが,それでもそこそこの人数を集めることができます。なんなら,最序盤の目的が仲間集めだったりします。


 その時,思ったよね。「ああ,『幻想水滸伝』が帰ってきた」って。
 もちろん,本作は「幻想水滸伝」ではなく「百英雄伝」です。ゲイムを進めていくうちに,「『幻想水滸伝』ではなく『百英雄伝』を遊んでるんだ!」って思うシーンも出てくるでしょう。
 ただ,私がかつて好きだった「幻想水滸伝」の匂いがプレイ開始から2時間でも感じられた,という事実は伝えておきたい。あと「幻想水滸伝」を知らないという人に対しては,仲間がいっぱい集まってくるゲイムって,こんなにも楽しいんだよっていうことを伝えたい。
 ともあれ,「百英雄伝」の今後が楽しみです。……今後とは言っても,「ユニコーンオーバーロード」を先に終わらせなければ満足に進められないけども。


 今週は,ずっと楽しみにしていた「百英雄伝」をアーリーアクセスでプレイしましたよっていうお話でございました。
 しかし,本日は「サガ エメラルド ビヨンド」,ゴールデンウィーク中には「FOREVER BLUE LUMINOUS」が発売されます。私は次々に待ち構えている新作ゲイムたちをちゃんと捌ききれるのでしょうか? そんな不安を抱えつつ,今週はこのへんで。また来週。

今週のハマりゲイム
PlayStation 5:「eFootball 2024」
PlayStation 5:「Rise of the Ronin」
Nintendo Switch:「ユニコーンオーバーロード」
iOS:「ロードモバイル」
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション」

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
4月26日(金)17:00より東京・ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)大会「DDT×ジークスター東京 特別興行『DDZT』」を,28日(日)18:00より北海道・札幌サンプラザ・金枝の間大会「DRAMATIC DREAM TOUR 2024 in SAPPORO【DAY1】」を,29日(月)12:00より同会場で「DRAMATIC DREAM TOUR 2024 in SAPPORO【DAY2】」を開催します。ディーノ選手は26日に秋山 準選手&大石真翔選手とのタッグで,佐々木大輔選手&KANON選手&MJポー選手を相手にKO-D6人タッグ王座の防衛戦,28日にヨシ・タツ選手とのシングルマッチ,29日に平田一喜選手とのタッグで高木三四郎選手&彰人選手とのタッグマッチに出場予定。ディーノ選手によると「ひとまず6人タッグのベルトを防衛し,ヨシ・タツを倒してニューヨークへ……行きたいかー? 行きたい……のか?」と語っていました。

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