米国時間2024年8月28日，Razerは，PCとXbox Series X|Sに対応したワイヤレスゲームパッド「Razer Wolverine V3 Pro」を世界市場に向けて発表した。背面に搭載した追加ボタンの位置をグリップ側に変更することで，操作しやすくなっているのがポイントだ。
　Razer直販サイトにおける税込価格は，3万5480円となっている。

Wolverine V3 Pro

　Wolverine V3 Proは，Razer独自の低遅延ワイヤレス技術である「Razer HyperSpeed Wireless」に対応したゲームパッドだ。USBケーブルによるワイヤード接続にも対応しており，PCとの接続時にUSBレポートレートを標準の250Hzから1000Hzに変更する「PCトーナメントモード」も利用できる。

　アナログスティックやボタンのレイアウトはXbox風で，メインボタンのスイッチに独自開発の「Razer Mecha-Tactile Action Button」を採用するという。Razerによると，Razer Mecha-Tactile Action Buttonは，一般的なメンブレンスイッチのような感触を残しつつ，より素早い入力を実現するとのことだ。
　左右のアナログスティックは交換可能で，頂部の形状と軸の長さが異なる2種類から選んで装着する。

2種類のスティックが付属しており，用途や好みに合わせて交換できる

　追加ボタンは，冒頭で触れた背面の4つに加えて，左右ショルダーボタンの横にも2つ備えており，PC用設定ソフトウェアの「Razer Controller」アプリから機能の割り当てが可能だ。

背面のグリップ部分に4つの追加ボタンを備える

ショルダーボタンの内側にも追加ボタンがある

　なお，Razerは，ワイヤード接続のみに対応した「Razer Wolverine V3 Tournament Edition」もラインナップしている。主な仕様は，Wolverine V3 Proとほとんど変わらない。ただ，詳細な説明はないのだが，振動機能に違いがあるという。また，キャリングケースが付属しないといった点も異なるようだ。
　税込の直販価格は，1万7480円となっている。

Wolverine V3 Tournament Edition

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