ギア太郎氏は,弾幕系の海戦シューティング「BATTLE MARINE」のゲームギア版を2024年9月にリリースすると発表した。自分の船を動かし,海中に出現する敵と戦うゲームで,ビギナーから上級者まで楽しめる,やり込み要素満載の内容になっているという。


 「BATTLE MARINE」は,2013年にスマートフォンゲームとして作られたタイトルで,2019年にファミコンに移植され,さらに「VGS-Zero」対応ソフトとしてリリースされたという経緯を持っている。
 「VGS-Zero」は,ワンボードマイコンRaspberryPi Zero 2Wのベアメタル環境で動くゲーム機で,「メガドライブやX68000相当のVDPをシンプルに強化したイメージ」で,「C言語のみでも16bitの商用ゲーム(メガドライブ)相当のゲームが開発可能」とのこと。Steamのストアページでは現在,PC(Windows)で動作するVGS-Zero版「Battle Marine」を購入できる。

画像はSteamのストアページより


 今回のゲームギア版「BATTLE MARINE」はVGS-Zero版を「ほぼ完全移植」したもので,公式サイトによれば,無改造のゲームギアでプレイできるという。シークレットステージのBGMを「幻影都市」「シェンムー」などの楽曲で知られる新田忠弘氏が,また,パッケージと説明書のイラスト,ゲーム内の1枚絵のドット絵を「GGアレスタ」「GGアレスタII」などに携わった小玉大合体氏が手がけている。
 可能な限りゲームギアのパッケージを再現したフルパッケージでの発売が予定されており,パッケージ内容や販売店など,詳細については改めて発表を行うとのことだ。

#labelGGFM 第二弾カートリッジ
「動かすだけで楽しい、極めればもっと楽しい」そんなコンセプトで開発された海戦弾幕STG「BATTLE MARINE」がVGS-ZeroからGGにほぼ完全移植して2024年9月にリリース!

◆開発・著作 SUZUKI PLAN
◆シークレットBGM 新田忠弘
◆パッケージイラスト 小玉大合体… pic.twitter.com/qO4TqTw5Q8

— ギア太郎 (@GGEAR_TARO) August 10, 2024

「シーキラー」のコールサインを持つ主人公。両親の敵を討つために戦う(公式Xアカウントより)

 セガ・エンタープライゼス(現セガ)が1990年に発売した携帯ゲーム機「ゲームギア」だが,2020年には「ゲームギアミクロ」が発売され(関連記事),インディーシーンを中心に新作が登場しているのだから,登場から30年以上を経た現在でも,いかに愛され続けているかが分かる。
 なお,ソフトウェア関連の知識を記録,共有するサービス「Qiita」では,「BATTLE MARINE」の移植情報が語られている。気になる人は,そちらを読んで予習しておくのもよさそうだ。

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