2024年8月16日〜18日に韓国の釜山で開催されたインディーゲームイベント「BIC2024」で,ODYSSEYERが制作する横スクロールアクション「VELASTER」が出展されていたので,プレイレポートをお届けしよう。



 本作の舞台となるのは,かつて天使と悪魔,そして人間が共存していたが,些細な争いによって恐ろしい戦場と化した「マーラム」。そこで目覚めたプレイヤーは,自分が誰なのか,ここがどこなのか,そしてなぜ目の前の怪物と戦わなければならないのかが分からない。しかし,遠くにそびえる城の中で,復讐の相手が待っていることだけを覚えている。


 本作は,いわゆるメトロイドヴァニアに分類されるアクションゲームに,高難度のソウルライクな戦闘が盛り込まれたタイトルとなるようだ。
 プレイアブルキャラは剣と盾を装備した「騎士」,アクロバティクな身のこなしの「双剣」,重いハンマーを振り回す戦士「ハンマー」の3つから選択できる。出展されていたデモ版では,このうち騎士でのプレイが可能だった。

 なお,今回は体験できなかったが,武器に加えて5か所に防具やアクセサリーなどを装着できるようで,装着したものによって使えるスキルなどが変化するのだという。

日本語のUIや字幕もサポート予定で,デモ版の時点で日本語でのプレイが可能だった

 実際にプレイしてみると,敵は手強く,ボス戦ともなると着実に盾で攻撃を受け止めるかローリングで回避し,隙をついて反撃しなければあっさりと倒されてしまう戦闘になっていた。防御不可能な攻撃もあるので,その兆候(エフェクト)が見えたら注意が必要だ。

 また,壁に剣を突き立てて登って行ったり,背景描画が3Dであることを生かしてZ軸(画面奥)へと続く隠された道を探したりといった探索も楽しめるようだ。

修復した十字架(のようなもの)への贖罪で,自身やポーションの回復,セーブ,ファストトラベルといった機能が利用できる

強敵に何度も対峙して,モーションやクセをつかんで乗り越える感覚はやはり楽しい


 ODYSSEYERのCEOであるSekwang Jin氏によれば,本作は2025年第1〜第2四半期でのリリースを予定しており,東京ゲームショウ2024では新バージョンのデモを用意するとのことだ。Steamのストアページも公開されているので,今後の動きをチェックしよう。

探索しているとカギの入った宝箱を発見

直後,落石で通路が塞がれてしまった。もろい壁を破壊して新たなルートを作り出す


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