チェコの個人ゲーム開発者であるJan Jileček氏は,一人称視点のホラーゲーム「Backrooms Break」を本日(2024年4月24日),SteamとEpic Gasmesストアでリリースする。


 「Backrooms Break」は,ネット上の都市伝説である「バックルーム」をモチーフにしたタイトルだ。バックルームとは,2018年に海外フォーラム4chanのスレッドに投稿された画像をきっかけに,さまざまな設定や物語が付け加えられてきたインターネットミームで,蛍光灯に照らされた黄色い部屋が無限に広がる謎の空間に,人が迷い込んでしまうといったもの。
 バックスペースを撮影したという設定の映像もYouTubeなどで数多く公開され,多数の視聴者を集めている。


 人気の高まりにより,いくつものゲーム作品も作られており,出来のほうは玉石混交といった感じだが,2023年にリリースされたローグライクなサバイバルホラー「The Backrooms: Survival」は高評価を獲得した。


 今回の「Backrooms Break」はタイトルどおり,バックルームをハンマーや銃で豪快にぶっ壊し,出現するエンティティと呼ばれる怪物たちを撃破していくという,ウォーキング系のシミュレータが多いバックルーム関連タイトルとしては,なかなかの異色作になっている。
 投げても手元に戻ってくるというブーメラン機能を持ったハンマーが主要武器で,マップ内で武器を拾ったり,火力をアップグレードすることも可能。バックルームの中でもっとも有名かもしれない「プールルーム」も登場する。


 人知を超えた恐怖にただ怯えるだけでなく,暴力で対抗しようという「Backrooms Break」は,Steamのストアページによれば,テキストとインタフェースが日本語にも対応するとのことだ。

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