スクウェア・エニックスやタイトー,Eidosなどスクウェア・エニックス・グループを統括するスクウェア・エニックス・ホールディングスは本日(2024年8月6日),2025年3月期 第1四半期連結決算を発表した。2025年3月期 第1四半期は,2024年4月1日から6月30日まで。


 売上高は699億1500万円で前年同期比18.4%減,営業利益は108億4400万円で前年同期比250.1%増の減収増益となった。経常利益は前年同期比66.7%増の152億9700万円,四半期純利益は68.6%増の106億2000万円となっている。
 
 セグメント別に見ると,デジタルエンタテインメント事業では「FINAL FANTASY XVI」「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター」などを発売した前年と比較して,新作タイトルの売り上げが減少したことにより,前年同期比で減収となった。その一方で,開発費の償却負担や広告宣伝費が前年から減少したことなどによって,黒字転換となっている。

 「FINAL FANTASY XIV」をはじめとするMMO(多人数参加型オンラインRPG)は,前年同期比で増収増益。スマートデバイス・PCブラウザなどをプラットフォームとしたコンテンツについては,既存タイトルの弱含みにより,前年同期比で減収となったものの,運営にかかる費用の最適化により増益となった。

 デジタルエンタテインメント事業における第1四半期連結累計期間の売上高は,439億500万円(前年同期比29.6%減)となり,営業利益は97億7100万円(前年同期比255.9%増)となった。
 
 アミューズメント事業では,既存店売上高が前年を上回ったことにより,前年同期比で増収増益。

 出版事業では,コミックス全般の販売好調により,デジタル販売および紙媒体の販売が前年を上回った結果,前年同期比で増収増益となった。
 
 ライツ・プロパティ等事業では,有力IPにかかる新規キャラクターグッズの販売が前年を下回ったことなどにより,前年同期比で減収となったものの,商品別における売上構成比の変化などによって増益となっている。
 
 詳細は,スクウェア・エニックス・ホールディングスのIRページを参照してほしい。


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