画像は8BitModsの公式Xアカウントより
 周辺機器メーカーの8BitModsは,ドリームキャストのビジュアルメモリに似た基板の写真を公式Xアカウントで公開(リンク)している。

 8BitModsは「MemCard PRO2 for PS2 and PS1」「MemCard PRO GC」で知られるメーカーだ。「MemCard PRO」シリーズはさまざまな容量のmicroSDカードやUSBフラッシュドライブを挿入して仮想メモリーカードを作れる。

 また,ゲーム機側と通信することでプレイ中のゲームを判別し,自動的に仮想メモリーカードを切り替える「GameID」機能を搭載。Wi-Fi接続にも対応しており,リモートで仮想メモリーカードを管理できる。

「MemCard PRO2 for PS2 and PS1 (Charcoal Black)」 「MemCard PRO GC for GameCube (Spice Orange)」

 何枚ものメモリーカードのそれぞれにラベルを貼って中身が分かるようにし,ひとまとめにして管理したり,不要なゲームのセーブデータを消したりしてやりくりする……というのはメモリーカード時代の日常風景。ゲーム雑誌にメモリーカード用のシールが付録になっていたのを覚えている読者も多いだろう。MemCard PROシリーズであれば,こうした手間を軽減できるわけだ。

 8BitModsが2024年8月3日に「Oooh! Buttons!」というコメントと共に投稿した基板の写真から判断すると,左側に十字型に並んだ4つのボタンが,右側には2×2に並んだボタンが付く模様。そして基板の下部は滑らかにカーブしており,ドリームキャストのビジュアルメモリを思わせる形状をしている。ちなみに投稿は2日間で1万9000件表示されており,期待の大きさがうかがえる。

こちらは8BitModsが公開した基板 こちらはセガ公式サイト(リンク)より,ドリームキャストのビジュアルメモリ

 ドリームキャストは1998年の発売から26年が経とうとしているが,昨年には新作「Driving Strikers」(リンク)が発売され,成功したKickstarterキャンペーン「HarleQuest!」(リンク)に関連し,ドリームキャストの新作を物理的に発売することを支援するパブリッシャOrc Face Gamesが設立(リンク)されるなど,ドリームキャスト界隈は2024年も熱い。

 また,MemCard PROシリーズに似たコンセプトを持つビジュアルメモリ「VM2」もクラウドファンディングを終え(リンク),2024年第4四半期の発売予定で予約を受け付けている(リンク)。

 もしこの基板がMemCard PROシリーズに連なるものならば,容量問題も好転するはずなので,今後の発表に注目したい。


Oooh! Buttons! ?? pic.twitter.com/hC8hnnEJeE

— 8BitMods (@8bitmods) August 3, 2024

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