コンバットフライトシム「DCS World」を展開するEagle Dynamicsは,新たな機体モジュールとなる「DCS: CH-47F」予約受付を公式ショップで開始し,トレイラーを公開した。
 ステータスはアーリーアクセス版で,配信開始は2024年6月26日。価格は69.99ドルだが,発売までの期間,30%オフのセールが実施される。


 なお,Steamで配信中の「DCS World Steam Edition」についても予約受付とセールの告知が行われているが,現段階でストアページはまだオープンしていないようだ。


 タイトルからもすぐに分かると思うが,モデルになっているのはボーイングの輸送ヘリコプター「CH-47」だ。チヌークとして知られるCH-47は,1969年の初飛行以来,累計1200機以上が生産され,日本の自衛隊を含む世界各国で使用されているベストセラー機だ。タンデムローターという特徴的なフォルムを目にする機会も多いはず。

 今回のF型は,21世紀に入って登場し,現在も生産が続けられる最新モデルだ。先代のD型をベースに,エンジン出力の向上や機体構造の強化などが行われたほか,Collins Aerospaceが開発したCAAS(Common Avionics Architecture System)によるコクピットのデジタル化が推し進められた。


 ゲームでもそのあたりの再現に力が入れられており,機体から荷物を吊り下げた,空力的に不安定な状態でも,CAASとデジタル飛行制御システム(DAFCS)との相乗効果で,安定した飛行を実現するという。

 武装らしい武装は持っていないものの,「DCS World」としては初となる大型輸送ヘリコプターの登場により,貨物や兵員の輸送だけでなく,捜索救助,特殊作戦のサポート,災害時の人道支援など,ミッションの幅も広がるだろう。詳しくは,公式サイトの告知ページを参照してほしい。

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