SCUF Gamingブランドの製品としては初めて,日本でも正式に販売するとのことだ。
合体型ゲームパッドは,スマートフォン本体とは端子直結のワイヤードで接続する製品が多いが,NomadはBluetoothでスマートフォンと接続する製品である。現行製品のiPhoneは,USB Type-Cポートの製品とLightningポートの製品が混在しているが,NomadはBluetooth接続なので,iPhoneのタイプを選ばないわけだ。なお,Androidスマートフォンには対応していない。
Nomadにおける特徴のひとつは,人間工学的に配慮したデザインにある。Nomadのスティック&ボタンレイアウトは,左右アナログスティックの配置が左右非対称のXboxレイアウトでもなければ,両スティックが下側に並ぶPlayStationレイアウトでもなく,両スティックが上側に並んだ配置となっている。通常のゲームパッドでは見ない配置なので,手に馴染むかどうかは気になるところだ。
グリップ部分が大きくふくらんでいるのも,人間工学に基づく握りやすさへの配慮だろう。一般的な合体型ゲームパッドは,持ち運びやすさを考慮して薄型のグリップを採用しているのに比べると,しっかりと握ってプレイできそうだ。
余談だが,SCUF Gamingは,ゲームパッド中心の周辺機器メーカーであったが,2019年にCorsairに買収されていた。同様に,買収されてCorsair傘下となった「Elgato Gaming」は,買収以前から日本で正式に販売されていたので,そのまま継続して日本で販売されている。しかしSCUF Gamingは,国内正規の販売が行われていなかったため,Corsairによる買収後も正規の取り扱いがなかったのだ。
今回のNomadを皮切りに,SCUF Gamingのゲームパッドが日本でも手軽に買えるようになるかもしれない。
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