ポーランドのクラクフで開催された「Digital Dragons 2024」に,同国のグダニスクを拠点にするDeez Gamesが開発を手がける「BabushCats」がインディーショーケース作品として展示されていた。


 BabushCatsは,野良猫だらけの町で自宅を保護施設として開放し,世話に奮闘する優しいおばあさんを主人公にしたシミュレーションゲームだ。プレイヤーは猫たちに餌をあげるだけでなく,お風呂に入れたり,グルーミングをしたり,怪我や病気のケアをしたりして,面倒をみていく。


 気分屋の猫たちにとって快適な環境を整えるため,窓の近くにキャットタワーを置いたり,ソファやテレビ,猫じゃらしのような玩具を揃えてあげたり,トイレを掃除したりすることも重要だ。


 猫たちは,それぞれ見た目が違うだけでなく,異なる個性を持っている。しかも警戒心も強く,すぐになじもうとせず,最初は家の外で餌を与えてもすぐにどこかに行ってしまうようだ。しかし,それを辛抱強く続けていくと猫たちも安心し,やがては家の中でも食事をするようになり,さらには家に居座るようになる。


 そうして猫が増えていくと,できることもどんどん増える。家を増設して風呂場の作成,猫向けのハンバーガーや寿司,フライドチキン,パイやケーキなどのレシピ開発,庭で育てた野菜での食事の提供など,より忙しくなっていくのだ。


 BabushCatsは,猫の世話をメインとし,「Stardew Valley」などに見られるライフシムに,「Overcooked」のような要素を加えたゲームに仕上がりそうに感じた。


 BabushCatsを開発するのは現役の高校生グループで,8人ほどのメンバーで1年半にわたって開発を続けてきたという。現在,本作のパブリッシャを探していると,デモを紹介してくれたメンバーは話してくれた。BabushCatsは,2024年第4四半期のリリースを予定しているそうだ。気になる人はSteamストアページ(リンク)でウィッシュリストに追加しておくといいだろう。




鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。