2024年5月30日,Razerは,スマートフォンだけでなく第6世代iPad Miniでも使える合体型ゲームパッド「Razer Kishi Ultra」を6月7日に国内発売すると発表した。対応機種は,USB Type-Cポートを備えたPC/iPhone 15シリーズ/iPad Mini/Android端末で,税込価格は2万5980円である。

第6世代iPad Miniを挟み込んだ状態のKishi Ultra

スマートフォンで使うことも,もちろん可能だ

 Kishi Ultraは,2024年4月に世界市場へ向けて発表となった製品だ。最大で8インチ級のタブレット端末を間に挟み込めるので,スマートフォンだけでなくタブレット端末でのゲームにも適する。グリップ部分が大きいので,タブレットや大型スマートフォンでもしっかりと握ってプレイできるだろう。

第6世代iPad Miniを挟み込んだ状態のKishi Ultraを裏側から

 ボタンやアナログスティックのレイアウトは,左右非対称のXbox風レイアウトだ。トリガーボタンには,磁気ホール式センサーを採用して,耐久性を高めている。
 Android端末であれば,Razer製アプリ「Razer Nexus」を使って,画面上の仮想ボタン類にゲームパッドの物理ボタンやアナログスティックの操作を割り当てることで,ゲームパッド非対応のゲームをKishi Ultraでプレイすることも可能だ。ただ,iOS/iPad OSでは,OS側の仕様でこの機能は使えない。

 また,Razer独自の振動技術「Razer Sensa HD Haptics」対応の振動機能も内蔵しており,対応ゲームであれば没入感を高める振動表現を可能としているそうだ。ただ,同機能はPCおよびAndroid向けで,今のところiPhoneやiPad Miniでは利用できない。

アナログスティックの配置が非対称のXbox風レイアウトを採用。左グリップにはヘッドセット用の4極3.5mmミニピン端子が,右グリップには充電およびPC接続用のUSB Type-Cポートがある

無理矢理感は否めないが,PCでもワイヤードゲームパッドとして利用できる

 同時にRazerは,USB Type-C接続のスマートフォン用合体型ゲームパッド「Razer Kishi V2 USB-C」を6月7日に国内発売することも発表している。税込価格は1万6980円である。

Kishi V2 USB-C

 本製品は,既存の「Razer Kishi V2 for Android」を,iPhone 15シリーズの登場に合わせて改名したものだ。Android端末およびiPhone 15シリーズを挟み込むように合体して,ゲームをプレイできる。
 Razer Nexusアプリ経由で,仮想ボタンに物理ボタンを割り当てる機能も利用できるが,Kishi Ultraと同様に,この機能はAndroidでしか使えない。

 名称変更に合わせたわけではないが,円安相場に合わせて価格が3000円近く上がってしまったのは残念なところだ。

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 米国時間2024年4月18日,Razerは,スマートフォンだけでなく第6世代iPad miniでも使える合体型ゲームパッド「Kishi Ultra」を発売した。長辺の長さが200mm近い8インチ級タブレット端末も挟み込んで使えるのが見どころだ。税込の直販価格は2万5980円。

[2024/04/19 19:18]
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  • 編集部:小西利明

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