任天堂は本日(2024年5月21日),アメリカに本社を構えるShiver Entertainmentを子会社化することを発表した。

 Shiver Entertainmentは,PCやコンシューマなどのゲームプラットフォーム向けのゲーム開発を行うスタジオだ。2012年12月の設立以降,大手ゲームパブリッシャの大作を含むさまざまなプロジェクトやゲーム開発に参加しており,近年では「ホグワーツ・レガシー」(PC / PS5 / PS4 / Xbox Series X|S / Xbox One / Switch)や「Mortal Kombat 1」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / Switch)の移植や開発に携わっている。

画像は「ホグワーツレガシー」

 任天堂の企業広報・IRの公式Xアカウント(@NintendoCoLtd)で公開された資料(リンク)によると,任天堂は技術力の高い移植及び関発リソースの確保を目的に,スウェーデンの持株会社Embracer Groupとの間でShiver Entertainmentの株式譲渡に関する契約を締結。豊富なゲーム開発実績を持つ同スタジオの全株式を取得し,子会社化したという。

 なおShiver Entertainmentは,任天堂グループの一員になったあとも,任天堂以外のゲームパブリッシャやプラットフォーム向けの移植/開発業務の受託を継続する。また,今回の子会社化が任天堂の当期の業績に与える影響は軽微とのことだ。

[任天堂HP]「Shiver Entertainment, Inc.の子会社化に関するお知らせ」を掲載しました。https://t.co/tPoHnGzpBH

— 任天堂株式会社(企業広報・IR) (@NintendoCoLtd) May 20, 2024

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