JR九州が9日発表した2024年3月期の連結決算は、純利益が前の期比23%増の384億円だった。新型コロナウイルス禍前の19年3月期(492億円)と比べて8割の水準に回復した。行動制限の緩和に伴い鉄道事業が緩やかに回復したうえ、インバウンド(訪日外国人)の旺盛な需要などからホテル業が業績を伸ばした。

売上高にあたる営業収益は10%増の4204億円だった。主力の運輸サービスは18%増の1637億円だった。ホテル業も49%増の252億円となり、営業損益が前の期(9億円)の4倍の36億円に伸びた。

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