ロームは8日、パワー半導体の製造開発など半導体事業について東芝との協業交渉を6月ごろから始める方針を明らかにした。同日開いた2024年3月期の決算会見でロームの松本功社長が「こんなシナジー(相乗効果)が見込めるという提案をした。1年かけて協議していきたい」と述べた。

ロームは日本産業パートナーズ(JIP)と国内企業連合が約2兆円を投じた東芝株のTOB(株式公開買い付け)に参画し、普通株と優先株で3000億円を拠出した。東芝との協業については25年3月期の業績予想には織り込んでいない。

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