レンズ最大手HOYAは12日、不正アクセスで障害が発生していたシステムの一部が回復し、レンズの受注を再開すると発表した。大手眼鏡チェーン「JINS」を展開するジンズホールディングス(HD)も同日、停止していた全てのレンズの販売を再開すると発表。販売再開の動きは他のチェーンにも広がるが、供給網の正常化にはまだ時間がかかりそうだ。
HOYAはシステムの一部回復を受け、12日から「累進屈折力レンズ」など一部レンズ製品の受注を再開。「限定的な受付再開の案内となり、重ねておわび申し上げる」と謝罪した。
ジンズHDは先月31日からカラーレンズなど一部レンズの取り扱いを中止していたが、販売を13日に再開する。一部商品の納期が伸びる可能性があり、中谷元明常務執行役員は12日の決算説明会の席上、「4月中には普通の状態になると思う」と話した。
このほか、「Zoff(ゾフ)」を展開するインターメスティック(東京)も11日にレンズ4種の販売を再開したが、レンズの受け渡しは通常より約1週間遅れるとしている。
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