旭化成は8日、自動車向けの半導体など電子部品の技術開発拠点を横浜市に新設すると発表した。これまで東京都と神奈川県厚木市の2拠点に分散していた体制を集約し、6月に開設する。数百人規模の陣容で製品開発や設計、研究開発に取り組む。
子会社の旭化成エレクトロニクスが新たに拠点を設ける。自動車に搭載される電流を計測するセンサーやスマートフォン向けのカメラの手ぶれ補正制御などの電子部品の開発、設計を担う。新拠点には電子部品を搭載したデモ車両なども展示し、他社との共創も進める。
旭化成は電子部品や半導体材料などを扱うデジタルソリューション事業を重点成長領域とし、優先的に投資していく方針だ。同事業では2030年ごろに23年3月期比で約2.4倍の3000億円の売上高を目指している。
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