平和堂が26日発表した2024年3〜11月期の連結決算は、営業利益が前年同期比2%増の84億円だった。主力の小売事業は価格競争や販管費が重荷で低調だったが、総菜や米飯などを手掛ける小売周辺事業の好調で補った。政策保有株の売却が利益を押し上げ、純利益は22%増の66億円となった。
同日、全額出資子会社で不動産賃貸を手掛けるヤナゲン(岐阜県大垣市)を吸収合併すると発表した。経営の効率化につなげる。ヤナゲンは25年5月21日付で解散する。平和堂は連結業績への影響が「軽微」と説明している。
25年2月期の連結業績は従来予想を据え置いた。純利益は前期比34%増の91億円を見込む。
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