小林製薬本社が入るビル

 「物言う株主」として知られる香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が小林製薬の株式の保有割合を10・10%に高めたことが25日、オアシスが関東財務局に提出した変更報告書で分かった。小林製薬の有価証券報告書によると、6月時点の筆頭株主は創業家出身の小林章浩前社長で12・46%。オアシスの比率は筆頭株主に迫る水準となる可能性がある。  オアシスは、小林製薬の紅こうじサプリメントによる健康被害問題を受け、抜本的改革が必要として、臨時株主総会の開催と新たな社外取締役3人の選任を要求。当時の経営陣の損害賠償責任を問う訴訟も求めている。

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