ファミリーマートは25日、デザインを刷新した値引きシールを全国の店舗で採用すると発表した。おにぎりのキャラクターが「たすけてください」と涙目で訴えるデザインで、消費期限が迫った値引き商品の購入を促す。従来デザインと比べ、年間3000トンの食品ロスの削減効果を見込む。
ファミマは10月末から4週間、東京都と神奈川県の一部店舗で、新デザインの値引きシールを使った実験に取り組んだ。新デザインの値引きシールを貼った商品は、旧デザインの値引きシールと比べて購入率が5ポイント高かった。実験結果をふまえ、全国の店舗に広げることにした。
ファミマは2021年7月に値引きシールを導入した。現在、全国約1万6000店舗のうち、9割が値引きシールを採用している。従来のシールは値引き額の表示のみだった。25日に都内の店舗で開いた説明会で、ファミマの岩崎浩執行役員は「感情に訴えかけるマーケティングで消費者の行動変容につなげていきたい」と話した。
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