来年度予算案の閣僚折衝は、初日の24日、加藤財務大臣と7人の大臣らとの間でそれぞれ行われました。

このうち
▽阿部文部科学大臣とは教員給与の上乗せ分の扱いについて協議し、時間外勤務の削減などの条件をつけずに、現在の月給の4%から2030年度までに段階的に10%に引き上げるとし、来年度は5%にすることが固まりました。

そのうえで、働き方改革も推進し、今後5年で教員の時間外勤務を月30時間程度に短縮することを目標にする方針です。

▽武藤経済産業大臣とは、先端半導体の国産化を目指すラピダスへの出資金も含め、先端半導体の分野への支援として、およそ3300億円を計上することで合意しました。

▽坂井国家公安委員長との間では闇バイトによる犯罪への対策を強化するため、分析用の資機材の整備や予防事業の充実に、17億円を盛り込むことが決まりました。

25日の閣僚折衝では、社会保障、防衛、地方財政などの分野の予算項目について、最終的な調整が行われる予定で、政府はその結果を踏まえて予算案を固め、今月27日に閣議決定する方針です。

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