日本チェーンストア協会の発表によりますと、全国の主なスーパーの11月の売り上げは1兆666億円で、既存の店どうしで比べると去年の同じ月より3.5%増えました。

これは、コメや冷凍食品、それに野菜ジュースなどの食料品が値上がりし、売り上げが増えたためで、前の年を上回ったのは2か月ぶりです。

ただ、値上げが続くことによる節約志向の高まりで、消費者の購入点数は減少傾向にあり、前の年を下回る状態が続いているということです。

日本チェーンストア協会の増田充男 執行理事は「購入点数の減少を補おうとセールを行って売り上げを確保していて厳しい状況だ。今後ガソリンの値上がりなどによる物流費の上昇も予想され、値上げがどこまで続くかを懸念している」と話していました。

また、日本百貨店協会が発表した全国のデパートの11月の売り上げは、外国人観光客による免税品の販売が好調だったことなどから、5167億円余りと、前の年の同じ月を2か月ぶりに上回りました。

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