「ペロブスカイト太陽電池」は、これまでの太陽光パネルと比べて薄くて軽く、折り曲げて設置できるのが特徴です。
日本は国土が狭く、従来の太陽光発電に適した土地が少ないことから、技術開発が進められてきました。
24日は、万博会場のタクシーやバスの乗り降りを行う交通ターミナルに設置したペロブスカイト太陽電池が報道陣に公開され、丸みを帯びた屋根の上のおよそ250メートルにわたって257枚のフィルム状の太陽電池が敷き詰められていました。
ペロブスカイト太陽電池をめぐっては各地で実証実験が行われていますが、これだけ多くの枚数を設置するのは、国内では初めてだということです。
発電した電力は、交通ターミナルの夜間の照明に活用するとしています。
研究開発を進めてきた大手化学メーカー「積水化学工業」の森田健晴さんは「国内や世界の人に技術開発がここまで進んでいることを知ってもらうきっかけにしたい」と話していました。
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