京都市立芸大のキャンパスの開放感が伝わるようストライプ柄で表現した=SCREENHD提供

SCREENホールディングス(HD)は7日、京都市立芸術大学向けにオリジナルフォントを開発したと発表した。グループ会社が開発・販売するヒラギノフォントの一種として、ほかの約90種と併せて無償提供する。SCREENHDが教育機関にフォントを無償提供するのは初めて。ロゴや校内の看板、授業などに使ってもらうことで連携を深める。

子会社のSCREENグラフィックソリューションズが開発するヒラギノフォントの一種として「Hiragino Kyogei Terrace」を開発した。同大は昨年10月、京都市西京区からJR京都駅近くに移転した。新キャンパスの開放的な空間が伝わるよう、アルファベットや数字のフォントはストライプ柄で表現した。

同日、京都市立芸大で記者会見したSCREENHDの垣内永次会長は「京都市立芸大の今後の様々な活動のご支援になれば本当にうれしい。産学連携などでしっかりと京都を支援していく」と述べた。同大の赤松玉女理事長は「新校舎に移ったこともあり、作品展などを通じて芸術の力で未来の京都をつくっていきたい」と応じた。

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