約半数の商品が値上げの対象になる(大阪市内のはま寿司店舗)

ゼンショーホールディングス(HD)傘下の回転すしチェーン「はま寿司」は23日、約5割の商品を24日から値上げすると発表した。値上げ幅は一部店舗を除き10〜60円。これまで一皿税別150円で提供していたすしを24日から160円に値上げするほか、茶わん蒸しなどサイドメニューの価格も引き上げる。国産米などの価格高騰を転嫁する。

全国に約620店舗あるはま寿司の一部店舗を除き、いくらや「活〆まだい」などの150円皿を10円値上げする。はま寿司はいずれも税別で100円、120円、150円、290円の4つの価格帯を設定しているが、今回の値上げは150円皿の値上げが中心となる。100円で提供している「大とろサーモン」は120円に値上げするが、約80種類ある100円皿の価格と商品数は原則維持する。

国産米の価格高騰を受け、外食チェーンでは値上げが広がっている。はま寿司同様、ゼンショーHD傘下の牛丼チェーンであるすき家も11月、主力の牛丼の「並盛」や定食など約6割のメニューを値上げしている。

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