中古戸建て住宅の買い取り・再生販売を手掛けるカチタスが7日発表した2024年3月期連結決算は、純利益が前の期比40%増の84億9700万円だった。低価格物件への注力などで販売を伸ばしたことが奏功した。年間配当は1株あたり54円と、23年3月期(49円)から5円増やす。

営業利益は前の期比10%減の126億円。国税当局との消費税を巡る訴訟において、一審で敗訴したことを受けて「消費税等差額」を計上したことなどで目減りした。この影響を除いた調整後の営業利益は5%増の147億円。売上高は4%増の1267億円だった。

25年3月期の売上高は前期比6%増の1345億円、純利益は11%増の94億円を見込む。

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