国内造船2位のジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市)が7日発表した2024年3月期連結決算は、最終損益が37億円の黒字(前の期は156億円の赤字)だった。最終黒字は2期ぶり。為替が円安で推移していることに加え、船価の上昇や船の建造が順調に進んだことが利益を押し上げた。
売上高は前の期比8%増の2864億円。老朽化した船の買い替えや環境負荷の少ない船への切り替えなどによって需要が拡大した。タンカーやコンテナ船、ばら積み船などの受注が積み上がり、一般商船の手持ち工事量(受注残)は2.5年分を確保した。
25年3月期の業績見通しについては為替相場の変動や資機材価格による影響を想定しているとした上で、「さらなる収益の改善を計画している」という。見通しの予想値は開示していない。
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