ヤマハ発動機は20日、同社の新たな社外取締役にサラ・カサノバ氏(59)を内定したと発表した。カサノバ氏は2014〜21年に日本マクドナルドホールディングスの社長兼最高経営責任者(CEO)を務めた。同氏が「グローバル企業での豊富な経営経験やマーケティング、ブランディングの知見を持っている」(ヤマハ発)として期待を寄せる。25年3月下旬に開催予定の定時株主総会とその後の取締役会で正式決定する。
ヤマハ発は同日、ヤマハの中田卓也会長(66)が25年3月下旬に社外取締役を退任する予定と発表した。これまでヤマハ発とヤマハの間で互いに役員を派遣していたが、中田氏の後任は招くことなく終了する。ヤマハ発からは日高祥博前社長が10月にヤマハの社外取締役を退任して以降、後任を送っていなかった。
ヤマハ発はヤマハとの役員相互派遣について「ヤマハブランドの価値共有を目的」としていたと説明。両社間で立ち上げ済みの「合同ブランド委員会」が機能していることから、役員相互派遣は「発展的に解消することにした」という。
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