経済産業省は長期的な企業価値の向上を目指す有識者懇談会を設置し、7日から議論を始めた。2014年発表の「伊藤リポート」に沿った企業統治改革や投資家との対話の取り組み状況を検証した上で、成長投資の重要性をはじめ、残された課題の克服に向けた提言を今秋にもまとめる。
懇談会は企業役員や投資の専門家らで構成し、一橋大の伊藤邦雄最高財務責任者(CFO)教育研究センター長が座長を務める。14年のリポートも伊藤氏が中心となってまとめ、海外から投資を呼び込むには、株主から集めた資金を基に企業がどれだけ効率的に稼いだかを示す「株主資本利益率(ROE)」を8%以上に高めることが必要だと提言した。
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