日本が連休中の3日のニューヨーク外国為替市場では、アメリカで発表された雇用統計の結果を受けて、FRB=連邦準備制度理事会が利下げを始める時期が遅くはならないという見方から、円相場は一時、1ドル=151円台後半まで値上がりしました。

6日にはその反動で円を売ってドルを買い戻す動きが出て、一時、1ドル=154円台前半まで値下がりし、7日の東京市場でも、1ドル=153円台後半から154円台半ばの水準で取り引きが続きました。

午後5時時点の円相場は、連休前の今月2日と比べて1円37銭、円高ドル安の1ドル=154円11~12銭でした。

一方、ユーロに対しては今月2日と比べて72銭、円高ユーロ安の1ユーロ=165円89~93銭でした。

ユーロはドルに対して1ユーロ=1.0764~65ドルでした。

市場関係者は「先週、政府・日銀による市場介入が繰り返されたとの観測が広がり、円相場は乱高下したが、その後は、再び日米の金利差が意識され、円安方向にじりじりと進んでいる。ただ、投資家の間では市場介入への警戒感も根強く、神経質な取り引きが続いている」と話しています。

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