自動車やエンジンの型式指定をめぐっては、2017年の法改正で不正な取得が発覚した場合に指定を取り消すことができるようになりましたが、それ以降も日野自動車や豊田自動織機、ダイハツ工業で相次いで不正が明らかになりました。

このため国土交通省は車のエンジンに詳しい大学教授などでつくる不正防止のための検討会を立ち上げ、9日、初めての会合を開きました。

会合では、冒頭、物流・自動車局の鶴田浩久局長が「型式指定の制度はユーザーの安全安心の大前提で不正を根本から防ぎたい」と話しました。

そのあと会合は非公開で行われ、国土交通省によりますと、これまでの不正事案や不正があった場合の処分の制度について説明が行われました。

また、出席者に意見を求めた場面では過去に不正をした会社から再発防止に取り組む今の状況を聞くことが重要だなどという発言があったということです。

そのうえで、ことし夏までに不正防止対策をとりまとめることを確認したということです。

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