20日の東京外国為替市場は日銀の植田総裁が19日の記者会見で追加の利上げに慎重な姿勢を示したことを受けて円を売ってドルを買う動きが進み円相場は午前中、一時、1ドル=157円台後半まで値下がりしました。

市場関係者は「アメリカの来年の利下げペースは今後、緩やかになるという見方が強まっていることも円売り・ドル買いの動きを後押ししている」と話しています。

加藤財務相「行き過ぎた動きには適切な対応」

外国為替市場で円安が進んでいることについて、加藤財務大臣は20日の閣議のあとの会見で「足元では一方的で、急激な動きが見られると認識している。為替相場はファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要であり、政府としては投機的な動向も含め為替の動向を憂慮していて、行き過ぎた動きに対しては適切な対応をとっていく」と述べました。

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