さくらインターネットは19日、三井住友銀行など3行から総額80億円を借り入れると発表した。石狩データセンター(北海道石狩市)などに導入する米エヌビディア製の画像処理半導体(GPU)や関連機器の調達資金に振り向ける。生成AI(人工知能)向けクラウドサービスの拡充につなげる。
さくらネットは9月にGPUを800個、10月には1100個を調達すると発表していた。サーバーなど関連機器も含めて総投資額は154億円に上るとしていた。その他の関連費用も含めた総費用の約半分を今回の銀行借り入れでまかなう計画だ。
エヌビディアに発注済みの次世代GPUについては、同社からの供給が遅れる見通しとなっている。生成AI向けクラウドサービスの需要の高まりに対応するために、ひとまず現行のGPUで最新のものを購入する。
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