「ニッカ フロンティア」のコンセプトバーの開業の記者会見に出席した為定一智社長㊨(19日、東京都港区)

アサヒビール傘下のニッカウヰスキーは19日、ウイスキーの新ブランド「ニッカ フロンティア」をコンセプトとした期間限定バーを東京の六本木で開いた。ウイスキー原料の香りなど世界観を楽しめるほか、オリジナルカクテルも提供する。期間は25日まで、若年層を中心に2000人の来場を予定する。

開業したのは「NIKKA FRONTIER BAR(ニッカフロンティアバー)」。店内は2つのエリアに分かれ、体験エリアではブランド紹介のほか、原料のモルト(大麦麦芽)の香りや蒸留の音などが体感できる。飲用ゾーンではハイボールなど4種類のドリンクとフードメニューを提供する。

10月に発売した「ニッカ フロンティア」は2020年発売の「ニッカ セッション」以来、4年ぶりの新ブランド。創業の地である余市蒸溜所(北海道余市町)などのモルト原酒を51%以上使用し、スモーキーな味わいが特徴だ。海外のウイスキー原酒も一部混ぜたブレンデッドウイスキーとなる。

1瓶500ミリリットルの希望小売価格は2200円。主力の「ブラックニッカクリア」は700ミリリットル1089円で、フロンティアは中高価格帯の「プレミアムウイスキー」に位置付ける。25年には年間販売で20万箱の目標を掲げており、ニッカウヰスキーの為定一智社長は「今後成長していくうえでの中核ブランドに育てる」と語った。

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