宇宙機器開発のALTILAN(アルティラン、浜松市)は18日、浜松市内で「浜松から宇宙へ#2〜ものづくり産業は宇宙に繋がる〜」と題しイベントを開いた。専門家の講演や討論を通じ宇宙ビジネスの現状や見通しを紹介。同社が「宇宙ビジネスとの親和性が高い」とみる浜松や遠州地域(静岡県西部)の企業に参入を促す。
市中心部の起業支援拠点「FUSE(フューズ)」で開かれ、小型衛星開発会社を創業し浜松市フェローも務める慶応大学大学院の白坂成功教授が特別講演。今後数十年で地球周辺や月周回軌道、月面に人類の活動が広がり「地球上の技術を宇宙に持って出る」時代になると説明。既存産業も宇宙が事業領域になるとの見方を示した。
宇宙関連の起業家らも登壇。講演後のパネル討論にはアルティランの永利光代表らも加わり宇宙ビジネスの意義などを議論した。同社は新規事業開発支援のRelic(東京・渋谷)子会社で宇宙参入支援を手掛けつつ宇宙船開発を目指す。8日には浜松市内でスズキやローランドディージー(DG)と共同のイベントも開いた。
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