ロームが開発した新型ダイオードの概要

ロームは車の自動運転システム向けに、過電圧や静電気放電から回路を保護する新型のダイオード(半導体素子)「ESDCANxxシリーズ」を開発した。自動車内の電子制御ユニット(ECU)間でリアルタイムのデータ送受信に必要な通信技術に対応して電子機器を守る機能を高めた。当面は月産50万個を目指す。

耐電圧や大きさの異なる8タイプを開発した。素子構造の見直しで、高速通信時の信号の劣化も抑えた。素子を製造する前工程は福岡県内、部品組み立てなどの後工程は韓国の工場で実施する。サンプル価格は1個110円。

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