フェイクバスターズは鑑定に人工知能(AI)も活用している=IVA提供

家族や友人へのプレゼントに中古品を購入したことがある人は20歳代で約4割――。鑑定サービス「フェイクバスターズ」を運営するIVA(東京・渋谷)の調査でこんな実態が明らかになった。ギフト需要が膨らむクリスマスや年末年始を前に、購入した中古品を鑑定に出す人も増えている。

リユース品を購入したことがある20〜50歳代200人を対象に、12月3〜4日に調査した。

プレゼント用に中古品を購入したことがあると答えた割合は全体で26%だった。特に20歳代で38%、30歳代で36%があると答えており、新品を含む二次流通品も対象とすると、20歳代では約6割が「ある」と答えた。一方、中高年では抵抗感が強く、中古品をギフト向けに購入したことのある人は40歳代で22%、50歳代で8%にとどまった。

中古品を買う理由は「ブランド品など高価な商品が手ごろな価格で手に入る」(53.1%)が最も多かった。「希少価値が高い商品(数量や海外限定、ビンテージなど)が手に入る」(39.5%)、「販売終了などにより、公式店で購入できない商品が手に入る」(38.3%)が続いた。

受け取る側は、より抵抗感が薄いようだ。中古品でも「新品同様の状態であればOK」という人は53.5%と過半数だった。「高価なブランド品であればOK」という人は26.5%、「ビンテージや手に入りにくい商品なら」という人は43%で、どんな条件でも嫌だという人は22.5%だった。

中古品が本物かどうかを確かめる需要も増えている。中古品をプレゼントのために買った経験がある人のうち、鑑定サービスを利用したことがある割合は29.6%だった。ブランドの鑑定サービスを手掛けるフェイクバスターズでは12月の持ち込み数や依頼数が他の月を約50%上回って推移しているという。

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