輪島市門前町の農家、大村正博さんは、30年以上前から七面鳥の飼育に取り組んでいて、毎年、クリスマスを前にしたこの時期に出荷のピークを迎えます。

12日も早朝から夫婦で七面鳥をさばき、金沢や東京などに発送する作業を進めていました。

元日の能登半島地震では、飼育小屋が半壊と判定されましたが、150羽ほどいた七面鳥に被害はありませんでした。

一方、肉を卸していた能登地方の5軒の飲食店が地震で閉店したり休業したりしたほか、七面鳥の料理が提供されていた地元のイベントも開催されず、当初は出荷に影響が出ることを懸念していたということです。

しかし、取り引きのあった東京の5軒のレストランがクリスマス以外の時期も発注してくれるようになったためことしも例年並みのおよそ2トンの出荷を見込んでいるということです。

大村さんは、「取り引きがある飲食店の支援はとてもありがたいし、七面鳥を待ってくれている人がいるのは励みになります。これからも頑張って七面鳥を生産していきます」と話していました。

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