京都府南部で建設中の「鷲峰山トンネル」

京都府は12日、府南部の和束町と宇治田原町を結ぶ「鷲峰山(じゅうぶざん)トンネル」が2025年2月24日に開通すると発表した。現在の道路は道幅が狭くて急カーブが連続し交通の難所だった。2町の役場間の所要時間は約30分から15分ほどに短縮する。大雨でも通行可能で災害時に和束町の孤立を防ぐ。

開通する区間は約3.6キロメートルで、そのうち約3キロがトンネル区間となる。片側1車線で大型車も通行できる。事業費は約122億円。地盤がもろく開通が1年間遅れる難工事となった。資材高騰などで事業費は当初想定の65億円からほぼ倍増した。

近隣では新名神高速道路が建設中で宇治田原インターチェンジ(仮称)が設けられる。西脇隆俊知事は12日に開いた記者会見で「新名神開通の効果を近隣地域に波及させる効果も大きい」と話した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。