東建コーポレーションは12日、2025年4月期の年間配当予想を60円引き上げ、330円にすると発表した。前期から80円の増配となる。建設費や人件費の価格転嫁やコストの削減が進展。連結純利益は前期比47%増の131億円を見込む。好業績を踏まえ株主還元を厚くする。
同日発表した24年5〜10月期の連結決算は、売上高が前年同期比8%増の1789億円、純利益は80%増の68億円だった。建設事業で価格転嫁が進んだ。工事の進捗管理の強化などで工期が短縮し、コストダウンにつながったことで利益率が改善した。足元の受注も好調で、単体の受注高は前年同期比14%増の895億円だった。
10日に連結業績予想を上方修正したのを受け、株価は11日に年初来高値を一時更新。12日も前日比1%高で終えた。
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