大飯原子力発電所4号機(右、福井県おおい町)は配管検査などを実施する

関西電力は12日、大飯原子力発電所4号機(福井県おおい町)の定期検査を14日から始めると発表した。超音波で配管の肉厚を測定し劣化などがないか調べる。大型機器や原子炉周辺の配管などの取り換え工事はないという。2025年2月半ばに原子炉を起動し、3月半ばに本格運転を再開する。

今年6月、大飯原発4号機は3号機とともに原子力規制委員会から30年超の運転認可を受けた。23年に成立した「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法」に基づく「60年超」運転が可能になる新制度では、初の対象となった。

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