2023年度の原付き1種の出荷台数は22%減だった

日本自動車工業会が12日発表した2023年度の原付き1種(50cc以下)の出荷台数は、前年度比22%減の9万5735台だった。統計をたどれる1993年以降で初めて10万台を下回った。より安価で使いやすい電動アシスト自転車やシェア型の電動キックボードなど近距離の移動手段が多様化したことが背景だ。

代わりに伸びたのが原付き2種(50cc超125cc以下)で、17%増の13万7401台だった。原付き2種は新型コロナウイルス禍以降、レジャー需要の高まりなどで販売が増えている。現在の原付き1種は2025年11月に導入される新たな排ガス規制の基準を満たしておらず、メーカーも原付き2種の生産に力を入れている。

国内二輪全体の出荷台数は、同0.2%減の36万2002台だった。2年連続でマイナスだった。軽二輪車(125cc超250cc以下)は8%増の6万897台で、小型二輪車(250cc超)は4%増の6万7969台だった。

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