東急不動産が東京都世田谷区で1998年に分譲したマンションで施工不良が見つかり、同社が住民に買い取りを提案していることが11日、明らかになった。耐震壁のひび割れなどの施工不良が確認されており、既に住人は退去しているという。
対象物件は「東急ドエル・アルス世田谷フロレスタ」で、管理組合の調査で施工不良が発覚。東急不は当初、建て替えを計画したものの、建築基準法の高さ制限に適合しないことが判明して計画が頓挫。現在は住民側に買い取りを提案している。一部の住民とは合意できておらず、交渉を続けているとしている。
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