自動車メーカーなどの労働組合で構成する自動車総連(組合員78万4000人)は11日の中央執行委員会で、2025年春闘で基本給を底上げするベースアップ(ベア)の要求額の目安を月額1万2000円とする執行部案をまとめた。具体的な金額を明示するのは18年以来7年ぶり。目安となる水準を示し、中小企業と大手企業の賃金格差の是正を後押しする。
総連は来年1月9日に横浜市で開く予定の中央委員会で要求方針を正式に決定する。傘下労組はこの方針に基づいて要求を取りまとめ、経営側に提出する。
2025年春闘での賃金改善に向けた取り組みについて説明する自動車総連の金子晃浩会長=11日午後、東京都港区
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。