飲食店運営の食空間研究所(東京・千代田)は19日、韓国の家庭料理専門店「五福家(オボンジップ)」の日本1号店を東京・神田に出店する。同店は韓国で約300店を展開し、多数の韓国ドラマにも登場する大手チェーン店だ。韓国人気を追い風に若者やビジネス客の団体利用を狙う。
1号店の「オボンジップ神田店」(東京・千代田)は韓国料理のテナガダコをじか火で炒めた「ナックチポックン」や混ぜそば「マッククス」などをセットにしたメニュー「五福スペシャル」(6400円)などを提供する。日本ではあまり流通しないテナガダコを客がハサミで食べやすいサイズに切って食べるなど韓国の家庭料理の文化も体験できる。2階建ての店内には56席を備え、テラス席も設けた。
食空間研究所と韓国の大手チェーンとの間に資本関係はない。食空間研究所は韓国の大手チェーンから日本でのフランチャイズチェーン(FC)展開と運営を委託されたという。
食空間研究所の森建介社長は11日に開いた報道向けの内覧会で「1号店を皮切りに日本での認知度を向上させ、全国に広げていきたい」と話した。日本では今後200店規模への拡大を目指す。
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