日本の中古車は輸出向け需要が高い(オークション会場に並ぶ中古車)

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が11日発表した11月の中古車登録・届け出台数は前年同月比1%減の50万7085台だった。2カ月ぶりに前年同月を下回った。新車販売の減少に伴い下取り車両の流通が減った。輸出などの需要が堅調で相場は高値で推移している。

自販連がまとめた11月の中古車登録台数は0.2%増の28万9296台だった。全軽自協が発表した同月の軽中古車販売台数は3%減の21万7789台となった。

中古車オークション運営のユー・エス・エス(USS)によると、11月の成約車両単価は118万4千円と前年同月より12%高く、13カ月連続で前年同月を上回った。

11月の国内新車販売は3カ月ぶりに前年実績を下回り、その結果下取り車両が減って中古車の流通が減ったとみられる。日本車はロシアや中東、アフリカなどからの需要が強く、取引相場は高水準を維持している。

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