新たな販売規制を導入するガストーチ(経産省提供)

 経済産業省は10日、カセットボンベに装着してバーナーになる器具「ガストーチ」に関し、粗悪品の流通や火災事故を防ぐ目的で、新たな販売規制を導入すると発表した。検査した上で、安全基準に適合していることを証明する「PSマーク」の表示を義務付ける。2025年2月6日から始める。

 ガストーチはキャンプブームを背景に需要が拡大。傾けて使用した際にボンベと器具の接合部分から液化石油ガス(LPG)が漏れ、引火する事故が増えているという。

 1年間は事業者の準備期間として、マークを付けなくても販売できる経過措置を設ける。26年2月6日以降はマークがない製品の販売を禁止する。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。