政府が、中長期のエネルギー政策指針「エネルギー基本計画」の改定案で、2040年度の発電量全体に占める再生可能エネルギーの割合を4~5割程度に設定する方向で調整に入ったことが10日分かった。最大電源に位置付ける。原発は2割程度、火力発電は3~4割程度とする方針。与党と詳細を詰めて来週公表する。
再エネ技術革新やデジタル化進展に伴う電力需要の増加を明確に見通すのは難しく、40年度の発電割合を示す電源構成目標は幅を持たせて示す考えだ。
再エネを巡っては、折り曲げ可能で薄くて軽い次世代太陽電池「ペロブスカイト型」や、風車を海に浮かべて発電する「浮体式洋上風力」の発電を拡大させる案を提示する。
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