日本製鉄は9日、米製鉄大手USスチールの買収計画に関し、同社の従業員に宛てて送った書簡を公表した。書簡は、買収に反対する全米鉄鋼労組(USW)の主張に反対する内容で、「USWの正当な懸念はすべて解消すべく懸命に努力してきた」と強調。その上で、「最善の未来が何か判断してもらうために、事実を正しく把握してほしい」と従業員に訴えた。
日鉄の書簡によると、USWは「USスチールが既存の製造設備(高炉)での生産を電炉のあるビッグリバー製鉄所に移管するだろう」と主張。これに対し、日鉄は高炉の設備を「将来にわたって稼働させ続ける」と反論した。
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